通信制大学院とは、文部省(現文部科学省)によって平成10年3月に制度化されました。大学院に進んで研究を深めたいという人でも、通学できる範囲に大学院が無いことや、通学して学べる時間に制限があるなどで進学できない場合がありますよね。そのような地理的かつ時間的な問題によって、大学院レベルの学習を望みながらも実現させることが困難な人たちに向けて作られたものです。大学院では、基礎研究をもとにした学術研究を行い、高度な専門的能力を有する人材を育成することを目的としています。そのため、大学の通信教育とは異なり、募集定員も少なく、入学するのは容易ではないと考えられるでしょう。平成29年度には27の大学で通信大学院制度が実施されており、働きながらでもより高度な学習を希望する人に対して教育を行っています。

通信制大学院の学習方法

通信制大学院の学習方法としては、印刷教材等による授業、放送授業、面接授業、メディアを利用して行う授業の4つがあります。通信制でない場合と比べると、大学院に通う回数が少なくても学習ができるようになっています。印刷教材等による授業では、大学院からあらかじめ指定のあるテキストで学習し、課題の添削指導や評価を受けます。また通信教育だけでは不十分な部分を、面接授業において直接授業を受けることで理解を深めていきます。卒業に関しては修士課程と博士課程で修了要件が異なるので、自分はどちらの課程で卒業したいのかを考えて決めるようにしましょう。

通信制大学院は、通学せずに自宅などで学べる点が大きな魅力で、通学するのが難しい社会人でも安心して専門分野を学べます。